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海外文芸 > さよなら、ソニヤ The long good bye
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さよなら、ソニヤ The long good bye


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さよなら、ソニヤ The long good bye
刊行 : 2003年10月
定価 : 1,296 (本体 : 1,200 円)
ISBN 4-7630-0329-1 C0098






夫婦写真家として55年間幸せに暮らしてきたふたりに、ある日闘病の果ての別れが訪れる。どんな時も笑顔で、他人を思いやる心を忘れなかったソニヤには過酷な過去が。全力で生きたソニヤが築いた「人生の輝き」とは?感動の実話。

著/アンジェロ・ロメオ  訳/山内絵里香 

四六判 上製本 348頁

◆Angelo Lomeo (アンジェロ・ロメオ)
ニューヨーク生まれ。写真家。伴侶であるソニヤ・ブラティーと共に夫婦写真家として、また魅力的なカップルとしても広く知られている。彼らの写真はメトロポリタン・ミュージアムを始めとする多くの美術館やギャラリーで収集、展示されており、写真集も多数刊行している。代表作として『AMERICA AMERICA』や2001年に起こったアメリカ同時多発テロ後に刊行され、ベストセラーとなった『THE WORLD TRADECENTER REMENBERED』などがある。ニューヨーク在住。

◆SonjaBullaty (ソニヤ・ブラティー)
チェコスロバキア生まれ。写真家。第二次世界大戦後、プラハで写真家のヨゼフ・スデクに師事する。その後アメリカに渡り、アンジェロ・ロメオと出会い写真家として共に活動をする。自然と人間をあたたかい眼差しで見つめた写真は高い評価を受けている。


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輝きをけっして忘れない。いつもそばにいる人と、いつかくる運命の日まで。


  人生のふたを開けてみると、歴史上の人物などではない、街を歩いている普通の人々にも、そこには長く、でこぼことした道程の物語が見えてきます。
 夫婦という一組のカップル。ここに登場するのはソニヤとアンジェロ。彼らの物語はどこにでもある仲むつまじいカップルのお話。毎日せいいっぱい働き、人生を愛し楽しんできました。しかし、そんな彼らにも逃れることのできないつらい出来事は起こります。ソニヤのあまりにも残酷で悲しい過去。そして、ふたりが決して望まなかった苦悩の果ての別れを経験するのです。運命を受け入れ、最期までふたり一緒の人生をまっとうさせようと全力を尽くしたアンジェロ。ソニヤはそんな一途なパートナーをおいていくことを、我が身のことよりも気にかけ、希望を失わずに病魔と闘い、その果ての運命を受け止めました。


【ストーリー】
プロローグ:妻ソニヤとの永い別れの時>>
 五十五年間、何をするのも一緒だったふたり。運命は無情にも彼らが望まなかったつらい別れを与えます。長く苦しい闘病の果てにおとずれた最期の時。最愛の伴侶を見送るアンジェロと、彼をおいて逝くソニヤ。アンジェロの胸の中を、ソニヤとの長く幸せな日々が駆けめぐり、彼の時間は一気にふたりが出会った「あの日」に戻っていきます。


ソニヤとアンジェロの出会い>>
 その日、ニューヨークのアパートの階下でふたりは偶然に出会いました、輝くばかりに美しく微笑むソニヤを見たとたん、アンジェロは心を奪われます。彼は、慣れないながらもアメリカでの新しい生活を始めようとしていた自立心旺盛なソニヤの邪魔をしないように気遣いながら、仕事の手助けをすることで支え始めます。そんなアンジェロにソニヤは次第に心を開き、ある日、過去に経験したあまりにも惨い出来事について打ち明けるのです。それは、彼女のことをより深く知りたいと過去を尋ねたアンジェロにとって、思いもよらない告白でした。



すべてを包む笑顔のソニヤ>>
ソニヤの驚愕の過去……二十世紀最大の悲劇、ホロコースト
 ナチス・ドイツによる犯罪であり、人類史上最悪ともいえる悲劇、ユダヤ人大量虐殺「ホロコースト」。第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツはホロコーストを生き残った人々を連合軍から隠すため、ヨーロッパ中に点在した収容所から徒歩による強制移動をさせます。弱った人々は隊列を組まされ、銃で脅されながら凍てつく冬の道を行進させられました。その中に、ソニヤがいました。
 ソニヤは故郷チェコスロバキアから大勢の同じユダヤ人たちと共に親子三人でゲットーへ連行されました。運命を共にすることになるベラと出会い、強制労働に耐える生活が続く中、最愛の父を病気で失います。その後アウシュヴィッツ絶滅収容所への移送。そしてたったひとりの家族、母が命を奪われます。


デスマーチ(死の行進)からの命がけの脱走>>
 天蓋孤独となったソニヤですが、幾度の危機を乗り越え、ベラと支え合いながら死を目的とした強制労働を生き延びます。死の行進もボロボロの体を引きずりながら耐え忍び、もう前進できないと悟った時、ふたりは脱走を図ります。
 追ってきたナチスの手からも、心ある人々の助けにより奇跡的に逃れることができ、ふたりは生還を果たすのでした。


戦後の故郷プラハへ―新しい人生>>
 戻ることなど考えられなかった生まれ故郷へソニヤはベラを連れて帰ってきます。しかし、家族を始め大切なものをすべて無くした彼女には、故郷は見知らぬ街に映りました。寝る場所もなく、道端で過ごしながら知り合いを求めて街をさ迷う日々。母に面影の似た女性について行ったこともありました。
 ある日、奇跡は訪れます。通りで偶然に幼馴染の友人と再会を果たすソニヤ。彼はふたりを保護し、生きていく糧を探すソニヤに写真家のアシスタントをしてはどうかともちかけます。ソニヤの顔に笑顔が浮かびました。


写真との出会い>>
 父から贈られた一台のカメラが、ソニヤの写真との出会いでした。
 ホロコーストによって、その最愛の父をなくし、続いて母もナチスの虐殺の犠牲となりソニヤは独り残されます。しかし、奇跡的に生き延び故郷へ生還を果たした彼女が、それまでの過酷な時期を乗り越えられたのは、両親と共に暮らした平和だった頃の幸せな日々の想い出を大切に胸にしまっていたからでした。ソニヤは写真と巡り合い、ふたたび与えられた人生において、ファインダーという目を通して出会うものすべてを、深い感動と喜びとともに撮りおさめていきます。


 彼女にとって「写真」とは父との思い出の一つでもありました。ナチスによる迫害が進み、学校に行けずにいたソニヤを不憫に思った父が与えてくれました。その記憶が彼女を写真家の道へと動かしたのかもしれません。過去の悲劇を乗り越えて生きてきた55年間ソニヤを支えたものは、多くの愛や友情はもちろん、ファインダー越しに広がる地上のあらゆるものの美しさへの感動と、その美しさを1枚の写真に撮りおさめていく喜びだったでしょう。そしてもちろん、誰よりも彼女を支えたのは、ソニヤの過去を知り、自分の生涯をかけて彼女を支え、全てを受けとめたアンジェロだったでしょう。ソニヤの心は、アンジェロとともに撮った写真が増えるごとに、ますます豊かに花開いていきました。
 ふたりは手を取り合い、写真家への夢を実現させ、時に不安を感じるほど幸福な日々を過ごしていきます。そんなふたりにあらたな運命が訪れるのです……。


 人生において、わたしたちにも行く度かの困難は必ず訪れます。そんな時にわたしたちを支えてくれるのは、幸せな日々の中で交わした笑顔、空や緑の美しさ……。そんな輝く一瞬一瞬を忘れないでいることの大切さをソニヤは教えてくれます。忘れたくない「一瞬」を、忘れられない「永遠」にしてくれる写真との出会い。


 ソニヤとアンジェロが二人で紡いだ物語も、一冊の本になった今、彼らの残した写真とともに、永遠に輝きつづけることになりました。


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