画家は人生(本来の)を生きるために人生を捨てたのである。
真実の自由を求めて「俗世」で「世捨て」を貫いた精神のアナキスト高島野十郎の生き方 画家と熱く交流した著者による書き下ろし
著者・川崎浹は60年代学生運動のバイブルとなった『テロリスト群像』を翻訳した日本を代表するロシア文学研究者。24歳の著者が64歳の野十郎と運命的な出会いを果たし、年齢差を超越して思想、人生、芸術を熱く語りあった20年の歳月。「この世にあらざる写実」を描き続ける無名の老画家が「隠遁」を貫くために闘う姿は、「自称アナキスト(当時)」の著者をも瞠目させた。
本書は、俗世で魂の修行に生きた野十郎の真実の肉声を伝えるものであり、その声は現代に生きる我々に大きな示唆を与えてくれる。
著/川崎浹
四六判 上製本 304頁(口絵36頁、挿図多数)
★読者の声
川崎さんの野十郎への肉迫が鬼気迫り、久しぶりに本当のものに触れました。 良い本を出す社もあるものと心強くなりました。
( 藤本隆士 83歳 )
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