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星を運ぶ舟 前田昌良 |
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2011年11月 |
定価 : 1,650
円 (本体 : 1,500
円) |
ISBN 978-4-7630-1134-3 C0071 |
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前田昌良の初の作品集!
小説の表紙、雑誌などで広く知られる前田昌良の作品は、絵画と小さな動くおもちゃで構成される。
またそこに添えられた前田自身の言葉が一体となって独自の世界をつくり読者をつつみこむ。
宇宙、自然、そして人間社会。大きな空間のなかの小さな自分の存在をみつめ、戸惑い、あやうさ、ぎこちなさを表現する作風は、みる者のこころに静かな漣を立てる。
本書は、子どもの頃から大切にしてきた絵本のように、そばに置きたい魅力をもつ作品集。
寄稿は「文芸」という前田昌良とはちがうフィールドに身を置きながらも、互いに共鳴し合う小説家・小川洋子。
著/前田昌良
寄稿/小川洋子 『星座を描く少年』(書き下ろし)
A5変型 並製本 100頁(カラー図版32点)
◆前田昌良 (まえだまさよし)
画家
1956年 大阪市生まれ。
1983年 東京藝術大学大学院修了。
1984年〜2011年 77ギャラリー、小川美術館、ごらくギャラリー、雅陶堂ギャラリー、新宿高島屋美術画廊、等で40回以上の個展を開催。
2002年〜2007年 雑誌【別冊文藝春秋】表紙絵を担当、「アルネの遺品」「遺失物管理所」(新潮社)「猫を抱いて象と泳ぐ」(文藝春秋)その他多くの本の表紙を担当
◆小川洋子 (おがわようこ)
小説家
1962年 岡山県生まれ。
早稲田大学文学部文芸科卒業。
『揚羽蝶が壊れる時』で海燕新人文学賞を受賞し作家デビュー。
『妊娠カレンダー』(芥川賞受賞)、『博士の愛した数式』(読売文学賞)、『ミーナの行進』(谷崎潤一郎賞)、『まぶた』、『猫を抱いて象と泳ぐ」(カバー:前田昌良)など、小説・随筆多数
この作品集をつくりはじめて間もなく東北の大震災がおこりました。
美術家の前田昌良さんと小説家の小川洋子さんが、メッセージ本のような直接的なかたちではなくて、なにか、おふたりらしい思いをこめた本ができないかと話し合い、お手紙を交換しながら、春夏秋と丁寧にあたためて出来た心のこもった本です。
(編集担当者)
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