環境問題や平和問題が叫ばれるなか、
日本のグラフィックデザイン界の重鎮であり、環境と平和のポスターで世界的に高い評価を受ける
アートディレクター・青葉益輝氏による、緊急書き下ろしエコ・エッセイ刊行!
エコロジーという概念がなかった60年代より東京都の公共広告を20年以上手がけ、「公共広告の青葉」と言われてきた環境ポスターのプロフェッショナルの立場から、生活の中のあらゆる物・事にたいする「デ」(考え)と「サイン」(あり方)をもう一度見直すことで、世界が変わり始めるということ、私たちの身近な生活に対するさまざまなヒントと気づきの「心」の大切さを、温かい語り口とユーモアを交えて綴ります。
また、これまで作られてきたポスターの中から23点を、制作に対するコメントやポスターに込められたメッセージなど共に掲載。青葉ワールドの魅力と秘密が見えてきます。
著/青葉益輝
装幀・デザイン/青葉益輝
四六判 並製本 192頁(モノクロ図版23点)
◆青葉益輝(あおばますてる)
1939年 東京生まれ。
1962年より広告代理店勤務を経て、1970年にA&A青葉益輝広告制作室を設立。
1966年よりフジテレビの番組宣伝ポスターを15年間担当。また、東海銀行、西友など数多くの企業広告を担当。
1991年よりコーセーのクリエイティブディレクターとして10年間、宣伝活動に参加。また、リクルート・ガーディアン・ガーデンでの「一坪展」審査員及び同展広報ポスターを15年間担当する。
受賞歴として、1982年、ブルノー(チェコ)国際グラフィックデザインビエンナーレでのグランプリ受賞を始め、世界5大ビエンナーレ全てで受賞。
1995年、日本宣伝賞山名賞受賞。2006年には紫綬褒章を受章する。
1979年から自費製作ポスターとして、平和問題や環境問題などを主に、今日まで製作し続けている。
左:風呂敷考
中:地球を捨てていませんか?
右:木がなければ鳥はいません。鳥がいなければ木は増えません。
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