命名は、作家の丸山健二さん 「ドラゴン・アート・クラブに寄せて」 ドラゴンが竜巻の異名であることは自明の理。竜巻は、混沌とした大気が有り余るエネルギーを一筋の流れとして集中させ、その突端を突如として地上へ向けた瞬間から、巨大なドラゴンと化す。片や、美の化身としてのドラゴンは、文化のカオスの流れに刺激を受け、ちょっとした歪みを鋭敏に捉え、ちっぽけな卵の段階から一気に芸術の怪物へと成長してゆく。その破壊力たるや実に凄まじく、ときとして既成の芸術の魂を縮みあがらせるほどの威力を発揮し、そしてそこに生じた真空地帯のなかに、まだ誰も見たことがない、め くるめく至純の新世界を繰り広げ、構築する。 エポックメーキングな火焔を噴きながら、過去の暗闇を切り裂き、アートの光をかき 分けて突き進む新生ドラゴンを間近で目撃し、身近に接することは、心を深く揺り動かし、強烈なときめきを差し招くであろう。 丸山健二ロゴ・デザインは、青葉益輝さん想像上の動物、龍を使った話に「灰吹から龍」という例え話があるそうです。 些細な事から意外な結果を生むということです。灰吹とは煙草の吸い殻をたたき入れる筒のことです。 求龍堂の会議室が灰吹(筒)と考えました。四角の部屋に龍と10の文字。何かが起こりそうですね。 龍は北斎絵辞典より借用しました。 青葉益輝照明は、藤本晴美さんトップへ ≫ |