クラブ発足の背景 : 情報の利便性への反動
ネット社会を迎え、私たちのコミュニケーションは劇的に変化しました。モニターの前にいながらにして世界中の欲しい情報が手にできる利便性は、ネット人口を爆発的に増加させました。  一方で、全てがパソコンから提供されるコミュニケーションに物足りなさを感じ、顔を合わせて驚きや喜びを共有し、生の言葉によって深まる世界を大切にしたいという流れも生まれています。  芸術サロン的出版社である求龍堂ではこうした社会の動きに注目し、読者の方々にも、対話によるダイレクトな感動を味わっていただける場を創ることにいたしました。

作家と10名が小さな会議室に集う。ライブな対話による一体感、生の言葉の力
本クラブでは、創業当時からの出版原本に囲まれた小社の会議室で、各分野の先端をゆく作家に、自身の作品や創作について、読者の方々と自由にお話しいただきます。大きなホールでのトークショーとは違い、本が生まれる現場で、作家と読者10名のみの少人数でテーブルを囲み、対話を楽しむ会です。 本クラブの一番の魅力は、小さな会議室でその瞬間を共有した人だけが体感できる深い満足感、対話を通じて得られる大きな感動に尽きます。  おびただしい量の情報を得られる昨今で、自分でアクションを起こし、参加し、体感して得た情報は、大きな興奮と共に参加してくださった方の心に刻まれることと願っております。

弊社では、本クラブを永続的に続けてゆき、求龍堂会議室を、芸術の怪物(ドラゴン)が生まれる刺激的な場に育て上げてゆきたいと考えております。

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