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展覧会カタログ > 小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌 (展覧会公式カタログ)

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小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌 (展覧会公式カタログ)


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小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌 (展覧会公式カタログ)
刊行 : 2021年8月
定価 : 2,640 円 (本体 : 2,400 円)
ISBN 978-4-7630-2124-3 C0071
数量 


異色の戦争画《國之楯》を描いた抒情と沈黙の画家、小早川秋聲。

僧籍を持ち、国内外を問わず旅を繰り返し、従軍も経験した異色の経歴。
その知られざる画業を紹介する、初めての大規模回顧展図録兼書籍。初公開の作品も多数掲載。


今、最も注目が集まる近代京都日本画家、小早川秋聲の全貌が明らかになる。
近年、東京都内での展覧会もあり注目度が上昇している。代表作の戦争画《國之楯》がひときわ目を引くが、その作品の多くはほとんど知られてこなかった。
本書は秋聲の初の大規模回顧展となる「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌(レクイエム)」の公式図録兼書籍で、約110点の作品とともにその画業を追う。
幼い頃に寺に衆徒として入り、複数回にわたり兵士として、画家として従軍した異質な経歴と、国内外を問わず旅行を繰り返した生涯から生まれた、清新で抒情的な作品と特異な戦争画を一堂に紹介する。
多数の初公開作品を新撮し掲載、その作品の魅力を存分に伝える。最新の調査結果を反映した詳細な年譜・文献目録に加え、研究者・遺族による多くのコラムも所収し、作品だけでなく、人間・小早川秋聲の素顔も明らかにする。今後の秋聲研究の基礎となる充実の一冊。

●日英併記

<目次>
総論 小早川秋聲 その画業と作品
第1章 はじまり――京都での修業時代
第2章 旅する画家――異文化との出会い
第3章 従軍画家として――《國之楯》へと至る道
第4章 戦後を生きる――静寂の日々
落款・印章
各論
年譜・文献目録
出品目録

著/小早川秋聲
監修/京都府京都文化博物館、東京ステーションギャラリー、鳥取県立博物館

B5変型 並製本 232頁(図版112点、資料10点、その他挿図多数)

【展覧会情報】
「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌」
会場:京都文化博物館 ≫
会期:2021年8月7日(土)〜2021年9月26日(日)
会場:東京ステーションギャラリー ≫
会期:2021年10月9日(土)〜2021年11月28日(日)
会場:鳥取県立博物館 ≫
会期:2022年2月11日(金)〜2022年3月21日(月)
※本書は本展の公式図録兼書籍です。

◆小早川秋聲(こばやかわしゅうせい)
1885年、現鳥取県日野町にある光徳寺の長男として生まれる。以降、9歳まで母の故郷である神戸で過ごす。
1894年、京都・東本願寺の衆徒として僧籍に入る。
1901年頃、京都の日本画家・谷口香嶠に師事する。
1905年、一年志願兵として騎兵連隊に入隊、日露戦争に見習士官として従軍する。
1909年、京都市立絵画専門学校に入学するが、まもなく退学。東洋美術研究のため中国に渡る。
1914年、第8回文展に初出品する。翌年、師・香嶠を亡くす。
1916年、京都の日本画家・山元春挙に師事する。
1918年から2年半余りかけて、山陰、南紀、北海道を巡歴。3冊の画文集を刊行する。
1920年、年末に神戸から出航し2年半にわたり外遊。計17ヵ国を巡る。
1926年、要請を受けて日本美術の紹介をするため渡米。講演や個展を行う。
1930年、第11回帝展に《陣》を出品、推薦(永久無鑑査)となる。
1937年、日中戦争に際し、東本願寺の委嘱を受け慰問使として従軍する。
1943年、陸軍によりビルマに派遣され従軍。翌年には代表作《國之楯》を完成させるが、陸軍に受け取りを拒否される。
1945年、太平洋戦争終戦。戦後は日展委員も務めるが、体調を崩し、大規模展への出品はほとんどしなくなる。
1974年、老衰のため死去。享年88。













































左:《譽之的》明治末期〜大正期(個人蔵) 右:《恋知り初めて》大正期(個人蔵)



《未来》1926(大正15)年(個人蔵)



《陣》1930(昭和5)年(個人蔵)



《國之楯(下絵)》1944(昭和19)年頃(個人蔵)