第3回を迎えました、2008年最後のドラゴン・アート・クラブは、12月6日土曜日に開催いたしました。
青葉益輝氏による“クリエイターの「デ」と「サイン」”と題した今回のトークセッションには、デザイナーを目指して勉強中の学生の皆さん、すでにグラフィックデザイナーとしてお仕事をされている方、アートディレクターとしてご活躍の方など、毎日を「クリエイターとして生きてゆきたい」方々がお集まりくださいました。
6時をまわったところで、にこやかな笑顔の青葉益輝氏が登場。
グラフィックデザイン界の重鎮でいらっしゃる氏とのトークセッションに、開演前は皆さん緊張の面持ちでお待ちになっていましたが、ユーモアを交えながら気さくに話しかけられる青葉氏に、会場はすぐに和やかな雰囲気に包まれました。
セッションは、参加者の方々から事前にいただいたご質問に、青葉氏が一つずつ丁寧にお答えくださりながら進行していきました。学校や職場でデザインに接する中で、皆さん様々な疑問や悩みをもっていらっしゃるようで、実践的なアドバイスを求める質問も多く聞かれました。
40年以上第一線で活躍してこられ、世界的に高い評価を受ける青葉氏は、国内外の審査員として長年大変な数のデザイン作品を見てこられました。デザインを知り尽くした氏のコメントは、具体的且つ強く前向きな言葉で満ちており、厳しくもあたたかで、全力でデザインに取り組んでこられた青葉氏の生き様がにじむ語力をもった、まさにデザインに携わる人たちにとって、礎の言葉の数々でした。皆さん、青葉氏から語られる言葉を聞き漏らすまいと、一心に耳を傾けられ、熱心にノートを取られていました。


クラブの終わりには、「ドラゴン・アート・クラブ」に参加してくださった皆さん全員に、青葉氏がご準備くださったPEACEポスターのオリジナルカード、カードと同じ絵柄を石膏でかたどったプレートなどがプレゼントされました。

終了後、青葉氏からは「世の中の様々な問題に対して『ドラゴン・アート・クラブ』が求龍堂からの発信源になれるよう、より進化していってください」という、力強いご提案をいただきました。これからも常に変化を遂げながら前進していくべく精進してまいります。来年もどうぞ、ドラゴン・アート・クラブをよろしく御願いいたします。

トップへ ≫